自然体験活動事業「ネイチャーキッズ」
ネイチャーキッズは、2000年代の教育基本法・学校教育法の改正議論の中で「体験活動の充実」が提唱され、「学校教育だけでなくあらゆる機会を活用して子供たちの体験活動を進める」という国策議論を受けて、2002年よりNPO法人教育支援協会が主催し、文部科学省のご後援や各地の教育委員会のご協力を頂き、全国各地の体験活動を推進するNPO団体等と連携して行っている小学生・中学生対象の自然体験活動です。
夏休み、冬休み、春休みに実施しており、年間で50種類以上のコースを開催し、神奈川県を中心に毎年のべ1,500人以上の子ども達が参加している活動です。
ネイチャーキッズのテーマは、「共に過ごし、友に学ぶ」です。この活動で大切にしたいことは、キャンプで一緒に過ごした地域の人や友達とのつながりです。共に生活し、実体験を共に積み重ねる中で、そのつながりは強いものとなり、五感(見る、聞く、味わう、嗅ぐ、触る)を通じた学びは、座学では得られないものであり、子供たちにとって一生の宝となります。豊かな感性をもった子どもの時代だからこそ、「今この時」を大切にして欲しいと思います。
ネイチャーキッズでは、次代の社会のよりよき後継者の育成を図るため、青少年が自然と親しむ自然体験と共同生活や自炊・物づくり等の生活体験してもらう機会と場を提供します。ネイチャーキッズでは、次の目標達成に努めます。
1.自然に触れ、自然の豊かさや厳しさを具体的に知ることによって畏敬の念を培う。
2.地域の人や友達との共同生活によって規律・共同・友愛及び奉仕の精神を涵養する。
3.自然の中で心身を鍛錬し、言語能力や道徳心・自立心や想像力を育てる。
4.自炊や道具を作り、農作業などの生活体験を通じて生きる力を養成する。
参考:自然体験活動要綱