生涯学習推進事業
平成12年の指導要領の改訂により、学校週5日制が始り、自らの考える力を養う、いわゆる「ゆとり教育」がスタートしました。この年、大宮市で5つの公民館をお借りして、学校が休日となる土曜日、地域で子どもを育てる教育、「地域ですすめる子ども外国語学習」が始り、「ハローキッズ」と名付けられた英語学習の活動が、他に茅野市、犬山市でも始りました。
その後、平成13年の阿部進先生の連続講座「理科実験」を皮切りに、大宮区のコミュニティ予算による土曜日学習へと発展し、のちの全国教育支援協会の放課後子ども教室の実施につながりました。
また一方、平成13年、森内閣の提唱で、全国民のITリテラシーの向上をめざす「IT講習会」が全国で一斉に開催され、この年の5月に合併したさいたま市でも1,500講座、延30,000人が参加する講習会が実施されました。
これらの活動は多くの市民ボランティアのお力をお借りて行っております。生涯学習の実践は、職員が講座の企画を実施し、そこに参加した市民の方々に地域での活躍の場所を提供することが重要です。たとえ専門性が求められる活動でも、地域には必ずそのような能力をお持ちの方がいらっしゃいます。その出会いがあれば、活動はうまくいきます。教育支援協会としては、多くの市民ボランティアの活動する場所を継続して提供していくことが重要だと認識しております。